猛暑日・酷暑日は何度から?その上はある?真夏日との違い、最多日数、世界一暑い場所、熱中症対策までわかりやすく解説。
結論:猛暑日は35℃以上、酷暑日は40℃以上、その上はある?
夏になると気になるのが「猛暑日」「酷暑日」という言葉です。まず結論から言うと、猛暑日は最高気温35℃以上の日、酷暑日は最高気温40℃以上の日を指します。
ただし、40℃を超えたさらに上の正式名称は、現時点では一般的に定められていません。つまり、最高気温が41℃でも42℃でも、現在の区分では「酷暑日」として扱われます。
最近は40℃前後の暑さも珍しくなくなってきましたが、気温の名称は意外とあいまいです。まずは、よく使われる暑さの区分を整理しておきましょう。

猛暑日・真夏日・夏日・熱帯夜の違いを比較表で整理
暑さの呼び方は似ているようで、それぞれ基準が異なります。以下にまとめました。
| 名称 | 基準 | 補足 |
|---|---|---|
| 夏日 | 最高気温25℃以上 | 暑さを感じ始める目安 |
| 真夏日 | 最高気温30℃以上 | 強い暑さの日 |
| 猛暑日 | 最高気温35℃以上 | 気象庁の正式な暑さの区分 |
| 酷暑日 | 最高気温40℃以上 | 気象庁が新たに定めた名称 |
| 熱帯夜 | 最低気温25℃以上 | 夜になっても気温が下がりにくい状態 |
ポイントは、猛暑日・真夏日・夏日は最高気温の区分で、熱帯夜は最低気温の区分だということです。日中だけでなく、夜まで暑さが続くと体力の消耗も大きくなります。
酷暑日はいつから?気象庁の最新の扱い
以前は「酷暑日」という言葉が一般的な俗称として使われることもありましたが、現在は最高気温40℃以上の日の名称として「酷暑日」が定められています。近年の厳しい暑さを受けて、40℃超えの日をより分かりやすく伝える目的があります。
ただし、注意したいのは、40℃を超えた日が別格の新しい区分に細かく分かれているわけではないことです。41℃でも42℃でも、現状では「酷暑日」というくくりになります。
つまり、「猛暑日」のさらに上が自動的にいくつも続いていくわけではなく、まずは40℃以上をまとめて警戒する、という考え方です。
猛暑日は何日続くと多い?東京などの最多日数
では、猛暑日はどれくらい続くと多いのでしょうか。東京の観測データでは、2010年の猛暑日が13日で最多とされています。
また、同じ年の真夏日の日数は71日で、2018年までのデータでは最高でした。連続かどうかは別として、夏の間に70日以上も30℃を超える日があったというのは、かなり厳しい暑さです。
猛暑日が13日というのも、単純計算で2週間弱。毎日ではなくても、真夏日の中にかなりの割合で猛暑日が含まれていたことになります。今後も気温の上昇傾向が続けば、記録が更新される可能性は十分あります。
世界で一番暑い場所はどこ?公式記録と地表面温度の違い
日本の猛暑も厳しいですが、世界にはさらに強烈な暑さがあります。ここで大事なのは、「公式の気温記録」と「地表面温度」は別物だという点です。
世界気象機関などでよく知られる公式記録では、アメリカ・カリフォルニア州のデスヴァレーが有名です。最高気温は56.7℃とされ、非常に高い記録として知られています。ただし、これは古い観測記録です。
より新しい高温記録としては、2017年にイランで観測された54℃が挙げられます。また、衛星観測による地表面温度では、イランのルート砂漠が70.7℃に達したとされています。
気温と地表面温度は同じではありません。地面そのものが極端に熱くなっても、空気の温度として測る「気温」とは別になります。そのため、「世界一暑い場所」を考えるときは、何を基準にしているのかを見分けることが大切です。
日本の猛暑がつらい理由は湿度と不快指数
同じ40℃でも、乾燥した砂漠と、日本の夏では体感がかなり違います。日本の暑さがつらいのは、気温の高さに加えて湿度が高いからです。
湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体温を下げづらくなります。その結果、見た目の気温以上に不快に感じやすくなります。よく言われる「不快指数」は、こうした体感の違いを考えるうえで役立ちます。
砂漠地帯は記録的な高温でも、空気が乾いているため「カラッとしている」と感じやすい一方、日本はムシムシしやすく、同じ気温でも体にこたえやすいのです。暑さの厳しさは、気温だけで決まりません。
猛暑日にやってはいけないことと熱中症対策
猛暑日や酷暑日には、まず体を冷やすことが大切です。冷たいシャワーを浴びたり、プールに入ったり、首や足の付け根など太い血管が通る部分を冷やしたりするのは有効です。
反対に、アルコールの摂取は控えたほうがよいでしょう。脱水を起こしやすく、暑い日の体調管理には向きません。涼しい場所で、しっかり休みながら過ごすことが基本です。
また、気温が35℃を超える環境での扇風機の使用には注意が必要です。高温の空気を体に当てることになり、かえってつらく感じる場合があります。室温や湿度を確認しながら、冷房や送風を上手に使いましょう。
熱中症は、めまい、吐き気、筋肉のけいれんなどが突然出ることもあります。のどが渇く前の水分補給、無理をしない行動、日中の外出を避ける工夫が欠かせません。
よくある質問
猛暑日は何度からですか?
猛暑日は最高気温35℃以上の日です。気象庁で使われる暑さの区分として広く知られています。
酷暑日は猛暑日と何が違いますか?
酷暑日は最高気温40℃以上の日を指します。猛暑日は35℃以上なので、酷暑日はそのさらに上の暑さです。
40℃を超える日は猛暑日の上の名称があるのですか?
40℃を超えた先に、さらに細かい正式名称は現時点では一般的に定められていません。41℃でも42℃でも、現在の区分では酷暑日として扱われます。
まとめ
猛暑日・酷暑日について、ポイントを整理すると次のとおりです。
- 猛暑日は最高気温35℃以上
- 酷暑日は最高気温40℃以上
- 40℃を超えたさらに上の正式名称は、現時点では定められていない
- 東京の猛暑日最多日数は2010年の13日
- 世界の高温記録は、公式観測値と地表面温度を分けて見る必要がある
- 日本の暑さは湿度が高いため、気温以上につらく感じやすい
猛暑日は、単に「暑い日」というだけではなく、熱中症リスクが一気に高まるサインでもあります。気温の区分を知って、早めの対策につなげていきましょう。