カオマンガイのマンは〇〇!?トムヤムクンのエビはどれ?ナシゴレンの意味は?
タイ料理の一つであるカオマンガイ。
鶏肉を使った米料理だが、カオ・マン・ガイで区切られる。
その他、トムヤムクンのトムは?ヤムは?クンは?から、ナシゴレンやアロスコンポジョなどなど。
カオマンガイ、カオ=米、ガイ=鶏、マンは!?
カオマンガイは、「カオ」は「米」、「ガイ」は「鶏」を意味する通り、鶏肉と米を使った料理。
ガイの意味が気になって調べたら、鶏ってのは出てきた。
カオは「米」というのも出てきたが、「マン」が出てこなかった。
もう少し深く調べたら、カオマンガイはタイ料理だが、シンガポールではハイナンジーファン(海南鶏飯)と呼ばれメジャーな料理との事。
マンは?
マンは「油」の事らしい。
因みに、ナシゴレンは、「ナシ」がご飯、「ゴレン」が揚げるの意とのこと。
実際は炒めて作るけれど。
韓国料理のビビンバは「ビビン」が「混ぜ」で「バ」が「ごはん」。
直訳は「混ぜご飯」。
チーズタッカルビは「チーズ」はチーズで「タッ=鶏」「カルビ=あばら骨」とのこと。
タイのコメ料理にカオパットという焼き飯があるが、パットは「炒める」の意味。
「カオ」がご飯。
カオマンガイのカオと一緒。
エビが乗ってるカオパットを「カオパット・クン」という。
クンがエビ。
トムヤムクンの「クン」と一緒。
トムヤムクンは、トム=煮込む、ヤム=混ぜる、クン=エビ
ヤムが混ぜるでカオが米(ごはん)なら、ビビンバをタイ語で言うと「カオヤム」か「ヤムカオ」かってことなのか・・・
ジャンバラヤはアメリカ生まれのケイジャン料理
同じエスニック系のご飯もので、ジャンバラヤがあるが、これはアメリカ生まれ。
ジャンバラヤはアメリカのケイジャン料理の炊き込みご飯。
ケイジャンってのは、wikipediaによると下記の通り。
ケイジャンあるいはケージャン(英語: Cajun)とは、祖先が北米東部のアカディア地方に入植したフランス人の直系で、イギリス人によってアカディアから追放されたのち、最終的に主にアメリカ合衆国ルイジアナ州南部に永住した人々を指す。「アカディア人」を意味する英語「アケイディアン」(Acadians)から「ケイジャン」に転じた。
そのケイジャン料理のジャンバラヤはフランス語の「ハム」を意味するJambonが語源らしい・・・
ついでなので、そのままアメリカ大陸を南下していこう。
メキシカンライス「アロス・ア・ラ・メヒカーナ」はメキシコのチャーハン。
アロス=お米、ア・ラ・メヒカーナは「メキシコの」という意味になり「メキシコ風ライス」か。
中南米の料理に「アロス・コン・レチェ」という料理があるが、アロス=米、コン=~と一緒に、レチェ=牛乳でその名の通り米をミルクで煮込み甘く味をつけたものだ。
同じ中南米料理で「アロス・コン・ポヨ」という料理。ポヨ(ポジョ)は鶏肉の事。
鶏肉の入った炊き込みご飯といったところ。
スペイン語では「コン」で英語のwithを表すので、「アホ・コン・バカ」なんて話にもなる。
(アホ=ニンニク、バカ=牛肉)
大西洋を渡って、ヨーロッパに行くと、ご飯ものといったらパエリヤやリゾット。
パエリヤはラテン語の「開いている」や「蓋のない」の「pateo」、「浅い皿」の「patera」が語源とのこと。
パエ=〇〇、リヤ=〇〇という語源ではない。
リゾットは「rice」かららしいです。
もう少し東に行って、トルコ料理のピラフ。
もとは「ピラヴ」と呼ばれ、それがヨーロッパに渡ってフランス語の「ピラフ」になる。
チャーハンとの違いは、ピラフは「炒めた米を炊く」そうだ。
チャーハンは、「炊いた米を炒める」なので、その点が異なる。
「炊いた」か「炒めた」か、ちょっとゲシュタルト崩壊・・・。
まとめ
- カオマンガイは「カオ=米・マン=油・ガイ=鶏」、ビビンバは「ビビン=混ぜる、バ=米」
- トムヤムクンの「クン」はエビ
- ジャンバラヤはアメリカ生まれのケイジャン料理
- ピラフは「炒めた米を炊く」、チャーハンは「炊いた米を炒める」