台風最多発生年、最も遅い1号など、台風についてのデータ【2019年9月17日版】
台風の年別、月別発生数や最も遅い1号の発生、上陸数など、気象庁のデータをまとめています。
今年は、現時点(2019/09/17)までに16個が発生、1号が1月、2号が2月、3号が6月の発生でした。
台風の発生数、最多発生、最小発生、最も遅い1号など
上に続いて、2019年の台風発生数は以下の通り。
<<2019年台風発生数>>
1月 1個
2月 1個
3月
4月
5月
6月 1個
7月 4個
8月 5個
9月 4個 (17日まで)
計 16個
<<台風の最多年、最少年>>
2051年以降、最も台風の発生が多かったのは、1967年39個です。
2月から12月まで毎月発生し、8月、9月には各9個も発生しています。
最少だった年は、2010年の14個が最少です。
最多の1967年の39個の1/3程度の発生となりました。
<<8月、9月までの台風の発生数、最多・最少>>
2000年以降の9月までの台風の発生数は、平均18.37個、1951年以降の集計でも18.96個です。19年9月の集計が17日までという事を考えると、まあ平均くらいといったところでしょうか。
その年の9月までの台風の発生数は、最多は1967年の31個、最少は1998年の9個です。
因みに、これが8月までとなると、2019年は8月までに12個の台風が発生し、1951年以降の平均は14.1個ですので、2個ほど、例年より少なかったということになります。
8月までに発生した台風の最多は1971年の24個、最少は1998年の4個です。
<<最も遅い台風1号の発生>>
台風はその年に入って発生した順番に番号が振られます。
年明けに発生したらそれが1号になり、例えば1月に台風の発生がなく、2月になって、その年初めての台風が発生した場合、それが1号となります。
では、1951年以降のデータで、もっとも遅く台風1号が発生したのはいつか?
台風1号の発生が7月だったという年が、1973年、1998年、2016年の3年あります。
日別でみると・・・
台風1号(ニコール) 1998/07/09
台風1号(ニパルタック) 2016/07/03
台風1号(ウィルダ) 1973/07/02
ですので、1951年以降最も遅い1号の発生は1998年7月9日の台風1号「ニコール」となります。
【ちなみに、最も早い発生は・・・】
2019年に発生した台風1号で、1月1日に発生しています。以下、wikipediaからの引用。
平成31年台風第1号 – 2019年(平成31年)1月1日に発生した台風。
アジア名は「Pabuk(パブーク)」。1951年(この年から台風の統計基準が統一された)以降では最も早い発生。ただし海水温が最も低くなるのは2月であり、2月を台風シーズンの年変わりの時期と解すれば、年末年始を基準とした早い発生や遅い発生(年末の台風発生)は人為的な基準であるともいえる。
<<2019年他、台風上陸の平均、最多、最少、上陸地など>>
次は、上陸数です。
まず、2019年の台風上陸数は9月17日までの集計で、4個です。
7月に1個、8月に2個、9月に1個、上陸しています。
6号、7月27日7時頃には三重県南部に上陸した
8号 8月6日5時頃に「強い」勢力で宮崎県宮崎市付近に上陸
10号 8月15日11時頃に愛媛県佐田岬半島を通過、15時頃に広島県に上陸。広島県への上陸は1990年の台風14号以来29年ぶり、史上3例目とのこと
15号 9月9日東京湾を抜けて千葉県に上陸。
1951年以降の上陸数は、平均2.956個/年となっています。
一番上陸数が多かったのは、2004年の10個(~2018年)。
この年は、6月から10月まで毎月の上陸となりました。
最少は1984年、1986年、2000年、2008年の0個です(~2018年)。
最多上陸地は鹿児島県。
続いて高知県となっています。
1951年~2019年6号までの集計で、上陸地と上陸数は以下の通り。
鹿児島県 41個
高知県 26個
和歌山県 24個
静岡県 20個
長崎県 17個
宮崎県 13個
愛知県 12個
千葉県、熊本県 8個
徳島県 7個
まとめ
- 台風の最多年は1967年39個、2010年の14個が最少
- 1951年以降最も遅い1号の発生は1998年7月9日の台風1号
- 最も早い台風は、2019年に発生した台風1号で、1月1日に発生
- 1951年以降の上陸数は、平均2.956個/年
- 最多上陸地は鹿児島県