夕立の仕組み。なぜ夏に多い?夕立=ゲリラ豪雨?降りやすい地形は?
夏の午後から夕方、夜にかけて降る夕立。
夕立はなぜ降るのか?なぜ夏に多いのか?
ゲリラ豪雨との違いは?
夕立やゲリラ豪雨が降りやすい場所は?

夕立の仕組み。なぜ夏に多い?夕立=ゲリラ豪雨?
夕立は午前中から照りだした太陽の熱により、地表面の空気が暖められ、上昇気流を生み、雲を形成して雨を降らす現象です。
上昇した水蒸気が冷やされる必要があるため、上空の低温(地表面と上空との温度差)が必要となります。
さらに、水蒸気を発生させるための多湿も条件の一つとなります。
地表を暖める高温と、水蒸気を発生させる多湿、これらから夏に多い現象であることが分かります。
午前中から太陽がサンサンと照り、温度が上がって、地表面が暖められます。
暖められた地表面から水分が蒸発、水蒸気と上昇気流を生み、雲を形成。
午後になって、形成された雲は水分の重さに耐えられなくなり雨を降らす。
これを夕立といいます。
なので、午後から夕方、夜にかけて降る雨であり、朝から降る雨は夕立とは言いません。
余談ですが、「夕立」という名の駆逐艦がありました。
夕立=ゲリラ豪雨?
夕立もゲリラ豪雨も現象としては同じ現象です。上昇気流によって生み出された雲から、雨が降る事。
どちらもにわか雨。
ただ、ゲリラ豪雨は朝ふっても夜ふってもゲリラ豪雨で、夕立は午後から夕方、夜にかけて降るにわか雨の事。
朝降った雨は、「朝立」と呼ぶこともあるそうです。
つまり、夕立とゲリラ豪雨は現象としては同じ事ですが、厳密には降る時間帯で区別されるようです。
夕立が降りやすい地形、場所は?
夕立もゲリラ豪雨も現象としては「にわか雨」です。
上昇気流と水蒸気と上昇した水蒸気を冷やす上空の冷気があれば、どこでも発生しうる現象ですが、発生しやすい場所というのはあるのでしょうか?
例えば、水蒸気の多い川沿い。
例えば、空気の対流が起こりにくい盆地。
夕立やゲリラ豪雨を生む積乱雲が発生しやすい状況を考えるとその答えが見えてきそうです。
まず、山沿い。
物理的に上昇気流が発生しやすいので、積乱雲ができやすい。
特に夏場であれば、多湿の日本の夏では水蒸気もある。
因みに、夕立に関係なく山沿いの雨に関して言えば、平野部よりも雨が多い。
次に、地表面が暖まりやすく上昇気流の発生しやすい都市部。
コンクリートに囲まれて、ヒートアイランドになると、そこに局地的な積乱雲が発生し、夕立となりやすいそうです。
エアコンや人口密集によっては夜も気温が下がらず、上昇気流と雲を作って、朝からゲリラ豪雨なんて事も都市部の方が起きやすいイメージはあります。(イメージで統計は確認していません)
ちなみに、筆者は盆地に住んでいますが、夕立に関してはある程度ある。といったところです。
盆地は周りが山に囲まれていますので、夏の時期、周りの山沿いは午後の早い時間から大きな積乱雲に覆われていますが、盆地の真ん中の方にその雲が流れ、夕立になるのは午後の遅い時間が多い気がします。
以前は海沿いの平地に住んでいましたが、その頃は山からもある程度距離があったため、夕立の頻度は少なかったように感じます。
と考えると、平地よりも盆地の方が夕立は多いのでしょうか・・・。
まとめ
- 夕立は高温多湿と上昇気流、上空の低温が必要
- ゲリラ豪雨も夕立も「にわか雨」
- 夕立は午後~夜。ゲリラ豪雨は時間に関係ない。
- 平地よりも盆地、盆地よりも山沿いが降りやすい(イメージ含む)
- 都市部はヒートアイランド現象が一因となり、降りやすい。